庭の小さな生き物たち
 ここに登場する昆虫は、神奈川県茅ヶ崎市で見られた昆虫です。
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動物たち 甲虫(こうちゅう)の仲間 (3)
(コウチュウ目)
    ここからは、甲虫の中でもカミキリムシに代表される様な、体の細長いものを掲載
    しますが、中には例外もいます。   
    トラカミキリと言っても、虎に似せているのではなく、ハチに似せている様に見えます。
    刺さない事は分っていても、なんとなく素手で触るのはためらいます。でもこの配色は
    人に対するものではなく、あくまでも他の生き物(捕食者)に対するものです。
    ゾウムシも、この大きさなら、虫眼鏡を使わなくても鼻?が長い事がわかります。
 ↓05A ヨツスジトラカミキリ(1)
  ゲッケイジュ切り株の割れ目に産卵している
  ところです。この色合いは、人から見れば明ら
  かに蜂に似せていると感じます。顔が良く見え
  ないですね。    
 ↓05Aa 同 (2) 
  菊の葉先から飛びたとうとしているところです。
  この虫も短毛に覆われているのか、ピンボケ感
  の写真が多い。こちらも頭、いや背中だけ。
◎拡大
産卵中のヨツスジトラカマキリの写真
p1-2(Photo.2004.7.6)
ヨツスジトラカミキリの二枚目の写真
g9(photo.2011.8.3)

 ↓05B ゴマダラカミキリ(1)
  鉢植えのもみじを全部枯らしたのは、これの
  ご先祖でしょうか。ボケの根本から登ってきて
  先端のここから飛び立ちました。ボケにも良く
  産卵して幼虫が穴を開けます。
 ↓05Ba 同 (2)
  今年(2011)はたくさん生まれたのか、何度も
  見かけました。ボケが大分やられそうで、心配
  です。
◎拡大
コマダラカミキリの写真
p1-4(photo.2007.7.20)
コマダラカミキリの二枚目の写真
g6(photo.2011.7.8)

 ↓05C キクスイカミキリ
  このカミキリムシは、伸びた菊の先端付近に傷を
  つけて産卵し、先を枯らせます。
 ↓05Ca キクスイカミキリの交尾
 
キクスイカミキリの写真
p1-4(photo.2007.4.30)
             産卵されて折れた菊→
(折れずに上部がそのまま枯れる方が多い)
下部はそのまま元気で、脇芽が出て花も咲か 
せますが、下の茎の中で幼虫が育っていま
す。秋の台風で折れる菊は、中が中空で
幼虫ガ入っている事が多い。
交尾するキクスイカミキリの写真
p1-1(photo.2003.5.4)
キクスイカミキリに産卵された菊










 p1-4(photo.2007.4.30)

 ↓05D リンゴカミキリ(1)
  サツキの葉陰にかくれたので、ちょっと枝を
  持ち上げて撮りました。名前のとおりリンゴや
  サクラの木が好きな様です。ここでは最初
  ボケにいました。  
 ↓05Da 同 (2)
  カメラを嫌って、ボケから逃げ出したところです。
  体は頭と腹部の先端が黒く、他は褐色を帯びた
  黄色です。草はタカサゴユリ。
リンゴカミキリの写真
g4(photo.2011.6.8) 
リンゴカミキリの二枚目の写真
g4(photo.2011.6.8)

 ↓05E タケトラカミキリ(1)
  ゴーヤの支柱のビニル被覆の鉄パイブを、竹
  と間違えるとは思えません。名前のタケは
  この竹を表している様です。  
 ↓05Ea 同 (2)
  (1)の写真から5日後で、同一個体かと思った
  のですが、模様の細部が違う事から別個体
  です。葉はフユサンゴ。
ゴーヤの葉上のタケトラカミキリの写真
g7(photo.2011.7.22)
フユサンゴの葉にとまるタケトラカミキリの二枚目の写真
g9(photo.2011.7.27)

 ↓05H サビキコリ(1)
  よく米搗き虫(こめつきむし)といわれる仲間です。
  全身錆付いた様にヒマワリの葉の上をゆっくり
  歩いていました。きこりと言えば伐採の名人。
  そんな特技でもあるのでしょうか?。
 ↓05Ha 同 (2)
  咲いたヒマワリは貧相な花でしたが、食べるには
  関係ないのでしょう。
  
◎拡張
サビコビキの写真
g10(photo.2011.8.8)
サビコビキの二枚目の写真
g10(photo.2011.8.21)

 ↓05L ほそさびきこり(1)
  ただ一株しかないフクジュソウの葉にとまって
  います。
  前種のサビキコリと同様、色や模様は個体差
  があって識別には参考になりません。前種と
 ↓05La 同 (2)
  の識別は体の特徴や形の違いが識別点に
  なる様ですが、一度や二度見ただけではなか
  なか同定に自信は持てません。
◎拡張
ヒメサビキコリの写真1
g28(photo.2013.5.3)
ヒメサビキコリの写真2g28(photo.2013.5.3)

 ↓05M トウキョウヒメハンミョウ(1)
  '11年に初めて見付けたのですが、東京および
  近郊が棲息圏というから、初めて現れたもの
  かもしれません。 
 ↓05Ma 同 (2)
  上翅の後端付近に白斑があるのですが
  アップでもはっきりは見えません。
Uアップ
敷いたブロックの上のトウキョウヒメハンミョウの写真
g6(photo.2011.7.8)
ブロック塀にとまるトウキョウヒメハンミョウの二枚目の写真
g6(photo.2011.7.8)
 ↓05Mb トウキョウヒメハンミョウ(3)
  
何か小さな獲物をつかまえました。
  花へとまる事もありました。色が褪せてきた
  アジサイの花の上。
 ↓05Mc トウキョウヒメハンミョウの交尾
  上の写真の翌年ですが、上翅の後端の白斑
  はブーメランの様に"へ"の字型に下へ伸びて
  いました。
獲物を捕らえて、アジサイの花にいるトウキョウヒメハンミョウの写真
g19(photo.2012.7.8)
トウキョウヒメハンミョウの交尾の写真
g19(photo.2012.7.10)

 ↓06A ぞうむしの仲間(1) 
  このゾウムシは名前が分かりません。
  木はヒメライラックですが、表面をこれに、中を
  カミキリムシの幼虫に食べられて枯れてしまい
  ました。後ろの凹みが食べた痕で樹液が浸み
  出しています。 
 ↓06Aa 同 (2)
  木の又の部分にへばり付いて、これで隠れ
  ている積りの様です。
  かなり大形で10mm以上はありました。 
ゾウムシの仲間の写真
p1-4(photo.2007.7.15)
ゾウムシの仲間の写真
p1-4(photo.2007.7.15)

 ↓06B スグリゾウムシ
  鼻、それほど長くは見えませんが…。青い棒は
  針金ハンガーで直径約3mmです。
 ↓06Ba 同 (2)
  こちらは、ダリアの花茎を登っています。  
体長7mmほどの茶色の小さなスグリゾウムシの写真
g5(photo.2011.6.15)
ダリアの花茎を登るスグリゾウムシの写真
g7(photo.2011.7.20)

 ↓06E クロケシツブチョッキリ
  わずか3mmにも満たない小さな体ですが、バラに
  対しては相当の破壊力を発揮します。これから
  蕾をつける新芽や膨らんだ蕾を枯らします。写真
  は倒れたバラの蕾の上で、中には卵が産まれて
  いる筈です。
 ↓06Ea 同 (2)
  まもなく咲く筈の膨らんだ蕾が、ころっと倒れて
  しまったら、愛好家には大きなショックでしょう。
  別名バラゾウムシで、嫌われ者です。
   
◎拡大
倒れたバラの蕾の上にいるクロケシツブチョッキリの写真1
g9(photo.2011.7.29)
バラの葉の上にいるクロケシツブチョッキリの写真2
g15(photo.2012.4.24)

 ↓05K スナゴミムシダマシ(1)
  胸部がアフリカゾウの頭を思い起こす様な幅広
  のコメツキムシ形で、幅の割りに長さが短く、ず
  んぐり型です。当初名前が分からず、"不明種
 ↓05Ka 同 (2)
 コメツキムシ"として掲載したのですが、調べ
  たらこんな名前の虫でした。詳しくは拡張
  ページで。  
◎拡張
スナゴミムシダマシの写真1
g18(photo.2012.6.25)
スナゴミムシダマシの写真2
g18(photo.2012.6.25)

 ↓05N セボシジョウカイ(1)
  この名前は、胸部背面の中央辺りに、黒い斑紋
  があるために付けられた名前だと思われます。
  この虫は、かすかに汚れの様に見えるだけです。
 ↓05Na 同 (2)
  こんな形の虫は、カミキリムシ科やカミキリムシ
  モドキ科などにもいて、素人を悩ませます。
  木の葉は山桜の一種です。
◎拡張
セボシジョウカイの写真1
g30(photo.2013.6.6)
セボシジョウカイの写真2
g30(photo.2013.6.6)

 ↓06X1 不明種ジョウカイボン(1)
  この目を見てジョウカイボンの目だと思っている
  のですが、該当種が見つかりません。
 ↓06X1a 同 (2)
  ジョウカイボンが、こんな土の上を歩く事がある
  ものなのか、少々変な感じもします。  
◎拡張
不明種ジョウカイボンの写真1
g31(photo.2013.7.17)
不明種ジョウカイボンの写真2
g31(photo.2013.7.17)


カット
カット写真のサツキの紅葉の写真
p1(photo.2002.6.1)
↑CT07 さつきの紅葉 ?
この色紙を貼り付けた様なサツキの葉は本物です。何か具合が悪くなって落ちる前に、最後の力で美しく輝いている様に見えます。

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