庭の小さな生き物たち
庭の小さな生き物たち
動物たち
カメムシの仲間
(カメムシ目)
動物の中でも、鳥や昆虫の様に空中を飛び回る(一部の例外はありますが)種類は、範囲を
"庭の生き物"に限定しても、新しい種類が飛んで来る可能性があります。ですから、何時も
その積もりで準備しておく必要があります。下の赤いカメムシも突然目の前に飛んで来たも
のです。
例年、アサガオに大量に付くカメムシが、11年は以降全く見られません。未だ写真がないのに
どうしたのでしょう。
↓
09A
アカシマサシガメ
(ナカグロアカサシガメ
)
かめむしは臭くて地味なものばかりと思ったらこんなきれいな種類が現れ
ました。もちろんこの庭での初認です。
以下私見ですが、このカメムシ、標準和名は
アカシマサシガメ
だと思います。
それの多くは、前後の黒斑が左右で繋がっている。中に個体変異でこの様
に黒班が分離して見える個体がいて、それをナカグロ…と呼んだ。
それが別種の様に扱われている様に思えます。当面上記の様にナカグロ…
で表記します。
14.2記: 主表記をアカシマサシガメに変更しました。
g2(photo.2010.5.8)
↓
09E
シマサシガメ(1)
カメムシは臭いばかりでなく、刺す種類もいる
らしいから要注意です。
↓09Ea
同 (2)
Uアップ
g5(photo.2011.6.14) g5(photo.2011.6.14)
↓09Eb
シマサシガメ(3)
木はシャクナゲ。カメラを向けられて、飛び立つ
ところ。近くへ飛ぶだけです。
↓09Ec
同 幼虫
これだけ似ていれば、間違えなくこれの幼虫で
しよう。
g5(photo.2011.6.12) g4(photo.2011.6.9)
↓
09K
アカサシガメ(1)
目の前の菊の葉に、こんな色の虫がいたら
びっくりします。庭に新種の登場は嬉しいもの
です。
↓09Ka
同 (2)
こちらが先に出現して、5日ほどして左の虫が
現れました。上翅に白っぽい汚れがあるので
すが、同一個体か否かは分かりません。
◎拡大
g18(photo.2012.6.1) g17(photo.2012.5.27)
↓
09P
ヤニサシガメ(1)
黒光りしていますが、松ヤニを体表に足で塗り
つけている事が確認されている様です。
↓09Pa
同 (2)
木はウツギの仲間の様ですが、花は花びらの
小さい八重咲きでした。
◎拡張
g29(photo.2013.5.14) g29(photo.2013.5.14)
↓
09B
クサギカメムシ(1)
当初ヨツボシとしたのですが、触覚、足、腹部の
配色などから、クサギに訂正しました。ただ上翅
が赤っぽいのが気になっています。
↓09Ba
同 (2)
赤っぽい部分がアカシマサシガメぐらい鮮やか、
ならきっと目立つでしょうに。
Uアップ
g2(photo.2010.6.19) g2(photo.2010.6.19)
↓
09F
ホウズキカメムシ
こんな可愛い名前のカメムシもいました。
地味な色合いですが、足の太さは自慢です。
葉はヒメシャラですが、フユサンゴに集まって
います。ホウズキと近縁なのでしょう。
↓09Fa
同 (2)
こちらはアサガオのつるを登っています。アサ
ガオには別種のカメムシが、非常にたくさん
付きますが、今年(2011)は全く姿をみせません
でした。
g5(photo.2011.6.19) g8(photo.2011.7.27)
↓
09L
チャバネアオカメムシ
サクランボの木の下に置いた波板の上です。
以前に高い枝の実についているカメムシが
見えましたが、これかも知れません。
波板の升目が約4mmです。(升目の倍数より小)
↓
09O
ツヤアオカメム
残念ながらミカンの木の下で見つけた時は
死骸でした。鳥は嘴でつまんだものの、あまりの
臭さに放り出したに違いありません。カメムシは
放出が少し遅かった。
g19(photo.2012.7.17) g15(photo.2012.3.29)
↓
09C
ほそはりかめむし(1)
他にハリカメムシと言うのがいて、褐色みが強く
少しずんぐりしていますが、良く似ているのです。
さつきの葉先からとび立とうとしています。
↓09Ca
同 (2)
何故か同じポーズの写真になってしまいました。
この二匹のカメムシの体形が少し違うのが気に
なっています。
◎拡大
g2(photo.2010.6.16) g12(photo.2011.10.16)
↓
09D
シロヘリクチブトカメムシ(1)
配色は前種に似ていますが、つやがあって
頑丈そうです。
↓09Da
同 (2)
霜よけの透明の波板の上です。
Uアップ
g3(photo.2010.11.15) g3(photo.2010.11.15)
↓
09M
キバラヘリカメムシ(1)
名前が示す、腹ばかりでなく、下面全体が黄緑
色です。
↓09Ma
同 (2)
新緑のサツキの葉と比べても見劣りしない
大きさです。
◎拡大
g17(photo.2012.5.4) g17(photo.2012.5.4)
↓
09N
つまきへりかめむし(1)
触覚の先端が橙黄色である事からつけられた
名前でしょうが、オオツマキ…と言うのもいて、
この写真では区別が付きかねます。
↑
↓09Na
同 (2)
↑
棲息環境などが分かれば判断もできるのです
が、現状ではひらがなにしておきます。左の写真
の隙間のゴミはヒマワリの実の殻です。
g17(photo.2012.5.26) g17(photo.2012.5.26)
↓
09G
ナガメ(1)
庭へ植えた数株のブロッコリーが花を咲かせ
実をつけた頃、これが現れました。アブラナ科の
植物の汁、青汁が好きらしい。当然"ナ"は
菜っ葉の事です。これはキクの葉です。
↓09Ga
同 (2)
赤い部分が黄色に近い個体もいました。
◎拡大・Uアップ
g6(photo.2011.7.19) g7(photo.2011.7.20)
↓09Gb
ナガメの交尾
カメラを向けると、恥ずかしいのかこのまま
裏へ裏へと逃げてゆきます。
周囲はブロッコリーの種の不稔の実です。
↓09Gc
ながめの幼虫
調べてありません。同じ株にいたし、他に考え
られる虫はいないので、これにしておきます。
g7(photo.2011.7.21)
g7(photo.2011.7.21)
↓
09I
ツヤマルシラホシカメムシ(1)
こちらは、この庭での初認です。本葉が出たばか
りのアオジソの双葉の上です。
↓09Ia
同 (2)
花が終えて伸びて倒れた、タンポポの花茎の上を
逃げているところです。
◎拡大
(別写真も)
g16(photo.2012.4.28) g16(photo.2012.4.30)
↓
09J
マルカメムシ(1)
形が特徴的なので、一度見れば忘れません。
名前も簡単で、これなら直ぐ覚えられます。
↓09Ja
同 (2)
倒れたスイセンの葉の上です。
◎拡大
g16(photo.2012.4.30) g16(photo.2012.4.30)
↓
09H
ウスモンミドリカスミカメ(1)
体長5mmほどの小さなカメムシ。花は季節外れ
のキンセンカです。最初はハムシかと思った
のですが、形がカメムシなので、直ぐに分かり
ました。長い名前で命名者の苦心が偲ばれます。
↓09Ha
同 (2)
こちらの花は菊です。
個体間で色や模様などの差がある様です。上翅
の模様の濃淡や複眼の色が違います。
12(photo.2011.11.12) g12(photo.2011.11.15)
↓
09Q
ツチカメムシ(1)
フンコロガシの様な格好で大きな荷物を運んで
います。でもフンコロとは進む方向が逆で、こちら
は後足で荷物を掴んで前に進んでいます。
荷物はヒマワリの種でした。
↓
09
Qa
同 (2)
この虫の主食は木の実で、しかも汁を吸うらしい。
ヒマワリの種に汁は多くないと思いますが、8月の
実には汁もあるのでしょう。
◎拡張
g32(photo.2013.8.6) g32(photo.2013.8.6)
↓
09R
イトカメムシ(1)
良く撮れてはいませんが、この写真を見.ると
カガンボの交尾中の写真だと思います。
↓19Ra
同
(2)
違いは拡張写真のページで確認してください。
◎拡張
g3(photo.2010.8.21)
g3(photo.2010.8.21)
↓
09X
この虫は? かめむしの仲間の孵化
台風の翌日、ちぎれたダリアの葉の裏で孵化
していました。卵に黒い三角が見えるのは
これから出てきます。形はてんとう虫に似て
いますが何でしょう。→これはカメムシの仲間
が孵化しているところです。
↓
09Y
かめむしの仲間の幼虫 ?
カメムシの様ですが、特徴的な羽の様子が
違います。大きい方もまだ幼虫の様です 。
触覚の模様はクサギカメムシに似ています。
p1-4(photo.2007.9.7) P1-2(photo.2005.7.3)