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クロヒラタアブ(10jex)
(ハエ目 - ハナアブ科)
  菊の花の咲く頃は、東京でも木枯らし一号が吹き、北風が首筋を冷やす頃です。
  このアブはそんな事を良く知っていて、暖かそうな襟巻きを付けて現れます。
  (…いつも着けてます)
↓10jl g12(photo.2011.11.7)
    襟巻きをしても、やはり飛び回るには、日向ぼっこは必要です。写真ではオス、メスの区別が
    明確に付けられません。
クロヒラタアブの拡大写真1
↓10jbl g12(photo.2011.11.12)
以下の写真の花は、いずれもハナアブの大好きな黄色の小菊です。
クロヒラタアブの拡大写真2
↓10jcl g24(photo.2012.11.12)
クロヒラタアブの拡大写真3
↓10jdl g25(photo.2012.11.16)
クロヒラタアプの拡大写真4
↓10jel これはメスです。産卵中 g22(photo.2012.10.20)
  このアブが、花が咲いていても下の方ばかり飛びまわるのは、産卵場所を見つけているのかも知れ
  ません。その場所とは、幼虫の餌となるアブラムシが集団で付いている茎など。写真は菊の蕾で
  その下の黒っぽい塊がアブラムシです。
産卵中のクロヒラタアブの写真
↓10jf 卵1 g35(photo.2013.10.30) ↓10jg 卵2 g35(photo.2013.10.30)
  菊に産み付けられた卵です。左はアブラムシの群の真ん中、右はやや下方の白い米粒状の物が
  それです。ホソヒラタアブが、同じ菊でも葉の裏に無造作に生みつけるのに比べたら、生まれて
  くる子供の事をずっと思いやっている様に感じます。或いは自分が生まれた時、すぐ近くに餌が
  あって、ひもじい思いをしなくてすんだ事を、覚えているのかも知れません。
  この写真の様に、同じ個体は一箇所に1個しか生みません。
      ※上の産卵中の写真の卵ではありません。
菊に産み付けられたクロヒラタアブの卵