庭の小さな生き物たち付録 石碑めぐり
     S2 松本先生 謝恩碑
石碑めぐりNo.2松本先生謝恩碑の写真
神奈川県大磯町(大磯港付近)
  松本先生といっても多くの人は何をされた方かご存知ないと思います。その松本先生の功績が、
  副碑に刻まれています。何とこの碑は日本での海水浴場発祥の地の記念碑の役割もあったの
  です。
     碑文(副碑)
                     
  海水浴場発祥の地  
       
明治十八年天与の自然に
恵まれた大磯照ケ崎海岸に
日本で最初の海水浴場を
開いた軍医総監松本順先生
は国民の健康増進と体力の
向上をはかるため海水浴が
良いと説き その頃の有名な
歌舞伎役者を大勢連れて来て
祷龍館に泊まらせ 海水浴を
させて大磯の名を日本中に
広めました
  昭和五十九年六月二十四日
           
    親しまれて百年
        逢いに来て
            大磯の夏


注: 祷龍館(とうりゅうかん)
 
   この石碑は神奈川県大磯町の大磯港の近く、現在の海水浴場とは港を挟んで反対側の港域の
   西端に建てられています。
   写真の右側が西湘バイパス、左側は防波堤です。防波堤の外側に小さな浜辺があって、
   その少し沖合いに岩礁が点在しています。ここがアオバトが集る事で有名な照ケ崎の岩場です。
    裏の碑文は良く読めませんが、これによれば、集ったお金が百五十三人から千?百五十余円、
   建立は昭和四年の様に見えます。表の書は犬養 ? 敬題とされています。
   なお、この松本先生は晩年を大磯で過ごし、墓所も町内の寺にあります。
    ここは駐車場にもなっていて、無料のトイレもあり浜へも降りられるし、初夏から秋で運が良け
   ればアオバトにも会える、ドライブ中の"ちょっと休憩"には良い場所かも知れません。
    
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