庭の小さな生き物たち付録 石碑めぐり
2015年(H27)1月以降はこちらからご覧ください。
   石碑にもいろいろありますが、ここでは 「物、人物、事象などの存在(合わせて石碑を
   造った本人の存在)を後世に伝えたいと言う願いを抱いた人たちが、石に、多くの場合文字を
   刻むことによって表現した記念碑」を中心に訪て見たいと思います。
   石碑は文字をたくさん彫るので、良い道具が造られるようになった明治以降の比較的新しい
   物が多いと思います。
S1 湘南道路之碑
石碑めぐりNo.1の湘南道路之碑の写真
神奈川県茅ヶ崎市柳島
(海岸のサイクリング道路の終点付近)
湘南道路とは片瀬町(現藤沢市)と大磯町の間にあって、現在の国道134号線の基となった道路の
ことです。碑文によれば観光開発と産業振興を目的に、昭和六年から「六星霜 総工費 百七拾萬円
を以て全長四里余に及ぶ本道路の開通を見る」とあります。 
碑の年月が、「昭和十一年十月中?」とあることから、道路の完成記念に、ほぼ中間点のこの地に
建てたものでしょう。左の署名は「神奈川縣知事 半井清?
 なお一般には「湘南遊歩道路」と呼ばれていました。でも、最近この呼び方はあまり聞かれません。
  碑は道路の直ぐ海側にあるのですが、残念なことに、湘南なぎさ計画の道路拡張によって、
  近くに駐車スペースが全くなくなったため、ドライブの途中ちょっと寄って見る事もできなくなり
  ました。
  付近はカーブです。脇見をして事故を起こさぬ様お気をつけ下さい。
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