庭の小さな生き物たち付録 旧跡探訪 (神奈川県茅ヶ崎市編)
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(旧二)  庚申塔 (一)
(こうしんとう)
茅ヶ崎市内の庚申塔整理番号1の写真
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神奈川県茅ヶ崎市堤
製作年号拡大写真へ 庚申塔全1全体写真
    庚申塔と呼ばれる石塔があります。文字だけで"庚申塔"と刻んだ
   ものの他に、神仏や三猿を刻んだもの等いろいろな形の塔が見られ 
   ます。これらは庚申信仰によって、講を成就した時に、多くの場合
   何人かが共同で建てたものが多い様です。  
   この像は青面金剛で、彼は庚申信仰の主尊とされています。 
   又、猿は申(さる)とも通じるからと言われていますが、それより 
   も、三猿の諺(見ざる、言わざる、聞かざる)を三尸(し)の虫に伝え
   たいと言う願いが強く込められている様に感じまてなりません。  
    多くの野佛が、神社や寺の境内に移設されている現在では珍しく、この塔は県道の
    道端に立てられています。しかし良く見ると県道となってる道路が作られる以前は昔
    の道路が三叉路になっていた場所の様で、移設はされているものの、元からこの
    付近にあったものと思われます。
    造られた年代が像の向かって左側(像の右腕の下部)に刻まれているのですが、削り
    取られた様にも見え、正確に読み取ることができません。
    何とか読もうとすれば「 ? 保七壬 ? 歳三月吉日」。保が付く年号で壬(みずのえ)の
    付く年は 可能性がある範囲では3年しかありません。さて何年頃に立てられたもの
    でしょうか?。続きは拡大写真で。
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