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何の碑かお分かりの方は、日本の版画芸術に詳しい方でしょう。脇にある説明版を見ると、
江戸時代の浮世絵師、歌川広重(安藤広重)が描いた版画の連作、「東海道五十三次」の内の
「南湖の松原左富士」の元絵のスケッチを描いた、大よその場所をを紹介している石碑で
あることが分かります。
でも、今の国道一号は、両側にビルが立ち並び、この辺りの国道を歩いても富士山を見られる
場所は限られています。この碑の手前の橋の上、そして少し下った(大阪方面へ向かった)、
相模川を渡る橋(馬入橋)の付近ぐらいでしょう。ただ、馬入橋では若干右側に見えるはずです。
なお、南湖〔なんご)とは昔の南湖村の事です。橋の反対側が現在の茅ヶ崎市南湖になる
のですが、そちらには立てる場所が見つからなかったのでしょう。
碑は平成五年(1993)三月に建てられたものです。
左富士=道路を歩いている時、、富士山が正面より左に見える事。 |
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茅ヶ崎市内では、昔の東海道も現在の国道1号と同じルートを通っていました。
この碑は、その1号線が千ノ川 (相模川の支流の小出川のさらに支流)を渡る、鳥井戸橋の
西詰めに立てられています。 |
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↑富士を見ると
(道路の右方向が大阪方面) |
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碑が建てられた頃は富士山も良く見えた |
のかも知れません。今では碑の位置からは |
半分しか見ることができません。 |
手前の道路が国道1号線で、この写真は |
道路の反対側から焦点を伸ばして撮った |
ものです。 |
青い欄干が鳥井戸橋。碑は北東向きで、 |
大部分の時間帯が逆光になります。 |
向こう側の橋はここから分岐して、海岸を |
走る134号へ向かう道路の橋(石原橋)です。 |
この橋の一つ上流側の橋は富士見橋と |
と言い、やはり富士山が良く見えます。 |
この川がこの辺りで、ちょうど富士山へ |
向かって流れている訳です |
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8oe
s'dy
絵がかすれてよく見えませんが、
五十三次名所図会 藤沢 南湖の松原左り不二
でネット検索すると、見ることができます。 |
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