庭の小さな生き物たち付録 石碑めぐり
     S5 馬入の渡し跡 拡大写真
  左半分

↑「東海道五十三次」平塚馬入川舟渡しの図 初代廣重
船着場で渡船を待つ旅人と馬子、近在の商人。富士と大山を背景
に、渡し舟が一艘。旅人の煙管入れや根付、胴乱、道中差し、荷駄馬
の? 、馬わらじなど細かい描写も面白い。渡し賃は十二文であった
という。 

↑「平塚」東海道五十三次 北斎 鶴屋金蔵版 文化年間
平塚宿の風景。渡しとは無関係。   
 

↑「東海道八」五十三次之内平塚
  初代廣重 蔦屋吉蔵版嘉永期
平塚宿西部。渡しとは無関係。

↑「平塚」大磯へ廿六丁 北斎
               享和年間
平塚宿東部の風景。渡しとは無関係。
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  右半分
「東海道五十三次名所図会八」
  馬入の渡し 初代廣重 蔦谷吉蔵版 安政二年
大山遠望の詩情あふれる構図で捕らえた馬入の渡
し、江戸末期は渡し船三艘、平田船(底の平らな船)
 
 
三艘、お召し船二艘、各船に水夫(かこ)三名を割り
当てていた。遠くの白帆は相模川を上がって甲斐国
へ到る荷物船「高瀬舟」。