旧跡探訪
(旧二十七)   道祖神(十四)   部分の拡大写真他

↓向かって左側の月日 ↓像のアップ ↓向かって右側の年号

 ↑度重なる地震で転倒し、
 折れたものを修復してあり
 ますが、折れた肩の辺りは
 付加してある感じです。
 ↑月日は上部に三月と読
 め、それより下は読み取
 れません。
  右の写真が年号です。一番上は延と読めます。延がつく年号で該当する号は
 延宝と延享の二つがあります。次にはっきり読めるのは丙ですが、延宝は四年が
 丙辰年。延享は三年が丙寅年です。後は見比べるしかありません。年は四より
 三の方が○。十二支の方は丙の斜め左下はウ冠に見えるから寅が○。延の下の
 文字は宝だと言えば、そんな感じもするし、享の下部の子の半分が欠けていると
 見れば享に読める。という結果で、延享に決めてみます。
 年号は 延享(えんきょう)三丙寅天。改めて読み直してみてもぴったりです。 
 この年は西暦1746年で、江戸時代の中ごろです。
 ← 今までも何回か出ている、古い時代の五輪塔の
  上部の風輪と空輪を一緒にかたどったものです。
  乗っている台座も何かの流用品でしょう。