"拡大するなら、大きい方が良い"と言うことで、いっぱいに拡大して見ました。 |
六臂(ろっぴ)の青面金剛なのですが、腕の一本は何処かで落としてしまった様です。その失くした左の主臂ですが、 |
折れた傷口はそれほど古い様には見えません。そして腕は体から離れて、突き出て彫られていた様に見えます(でも |
それは無いでしょう)。腕は直ぐ脇の草むらの中に落ちているのかも知れません。 |
※ 追加 掲載してから良く見たら、腕の欠けた部分は肘で、指の部分は残って、蛇らしい物体をしっかり |
握っているのに気がつきました。 |
上部には丸い太陽でしょか。そして左側の欠損した部分には、三日月が彫られていたと考えられます。 |
それぞれの腕には武具と思われるものを持っています。下の三猿は右から見ざる、聞かざる、言わざるの様です。 |
建立された年号は分かりませんが、月日だけははっきりと十一月九日と読めます。でもこの十、良く見ると縦線が |
ゆるりと曲がって、跳ねて終わっています。これは子という文字かも知れません。これが子(ね)だとすると、年号の |
一文字さえ分かれば、正確に年を割り出せる場合もあります。年号部分を再度拡大してみます。 |